6月15日、一ノ倉沢の植物・花。
2023年6月15日。
雨がしとしと降っている中での一ノ倉沢ハイキングコース。

歩き出しはまだ霧。でも後半は確実に雨が降ってきます。
ここは傘を差しても歩けるから良いですね。もちろん、合羽も用意してますが。

梅雨時と言えば、このギンリョウソウ。
菌従属栄養植物と言って、自分で光合成せずに土中の菌類に頼って生きています。
ネットで検索すると、「菌類と共生している」とか書かれてますが、菌類にとって何かメリットが有るのか調べても出てきませんでした。
共生じゃなくて寄生では?とも思いますが…知られてないだけで菌類にも何かメリットが有るのかも。

夏に咲くリョウブの花は、まだツボミ

モミジイチゴの実。綺麗ですね。

キュウリグサの仲間っぽい花。ミズタビラコかな?

ハウチワカエデの葉。

ツクバネソウの花。

日陰に咲いてて小さい個体で本来のその種の特徴がしっかり現せて無さそうですが…アマドコロかな?

ブナ林下にシダ植物がメインで生えている斜面。

そこでシダに混じって多く咲いているウワバミソウ。花が咲きかけてました。

カニコウモリの葉。
花が咲かないと、私ではオオカニコウモリと区別が付けられないです。

モミジイチゴの葉。
子供のころから「キイチゴ」と呼んでるので、ついついキイチゴと言ってしまうのですが、インタープリーターさんの中にはキイチゴと私が言ったのを聞くと「んんっ!?」って反応を示す人も居ます。
ちょっとした方言くらい見逃してくださいって思ったりとか。

ヤマブキショウマのツボミと葉。

エゾアジサイ、咲き掛け。これからが旬ですね。

ミズキの花。

ウラジロヨウラク。

名前の語源になってる葉の裏。
言うほど白くもないですけど、まあ白いかな?くらい。

ウリハダカエデの花。

ウリハダカエデの種子。

マチガサワ。

アブラチャンの実。
出来掛けの状態だと、一瞬、何の実かな?と思ってしまいます。

イタヤカエデの葉。
赤いのは、紅葉してるわけでは無くて、ツボミから開き頃に赤くなったりします。(成長後にエラーが起きて赤くなる減少とは別)。
この辺りにはベニイタヤとエゾイタヤが有って、赤くなるのはベニイタヤとか教わったのですが、エゾイタヤも初期の葉は赤くなるみたいなので結局区別が付かないです。

ヤマツツジの花。

クマイチゴの葉。
何だか変な色になってるので、思わず葉だけ撮影。

更新するのを忘れていて、撮影時か一か月以上経過してから書いてるので、当時何を撮ったか覚えて無いのも有るのですが…マタタビの葉とツボミかな?

クマシデの葉と種子。

大発見、ダンコウバイの蕾。
珍しくも無い花なのですが、それは関東地方の山での話。
このコースでは道中で2か所しか見つけて無くて、しかも毎年花が殆ど咲きません。
何年か前に凄くみずぼらしいツボミがチョコっと開きかけてたのですが、その後すぐに散ってしまいました。
気候が合わないのかな?
毎年観察してますが、実にまでなったのは初めてみました。

ダンコウバイの実と何だか似ています。
オオバクロモジの実。
同じ仲間なので(クスノキ科クロモジ属)似てるのも当然ですね。

ヤグルマソウ。

ニガイチゴの花。

ツルアジサイの花。

ブナの葉が保水した水溜りで生きる大量のオタマジャクシ。
多分ヤマアカガエル。

ハナヒリノキの花。根元の方から開いてきてます。

オオナルコユリ。
日当たりが好きな花ですが、ブナ林内のちょっとした日当たりの場所にも咲いてきます。

ハイイヌガヤ。新葉がだいぶ開いてきました。

シダ植物をあまり憶えてない私でも分かる、クジャクシダ。

カエデドコロの葉。

クルマバハグマのツボミ。

一ノ倉の雪渓。
雨が降ってるので滝が出来てます。

ミヤマニガイチゴの花。

タニウツギの花。
一ノ倉の雪渓からの冷気や風穴のおかげで、他では散っているのに今咲き誇ってます。

コミネカエデの花と葉。

テツカエデの花。

テツカエデの葉。

サワハコベ。

団体客は絶対に案内出来ない雪渓の所。
個人ガイドならではです。

雪渓の上の斜面に咲くシラネアオイ。

隣にナエバキスミレ。
これは291沿いにも咲くのですが、今年はもう道沿いでは終わってました。

サンカヨウ。
雪渓脇に多く咲いてたのが、最近では291沿いまで進出してきました。

サワグルミの花。

クルマムグラ。

オククルマムグラ。
写真では区別が付きません。
これは撮影時にお客さんに説明したら凄く喜ばれたので、どっちがどっちだったかを鮮明に覚えてました。

電気バスがすれ違うのはレアな場面。

桑の実。
2023年6月15日。谷川岳一ノ倉沢ハイキングコースの植物と花。
